2002年2月22日は2ちゃんねるの日


ついにこの時がやってきた。
今、僕の目の前には「大盛りネギだく」が置かれている。
すぐにでもこれにタマゴをぶっかけて胃袋に収めたいのだが、
ここで何もせずに食べるわけにもいかない。
そう、やらねばならぬのだ。


俺は“サブウェポンキラー”


僕は紅生姜の器に手を伸ばす。
そして、紅生姜を抓みどんぶりにかける。


  かける
  かける
  かける



いつのまにかどんぶりは紅生姜により紅に染まっていた。
店内の2ちゃんねらー達が僕の行動に気が付き始める。
それでも僕は紅生姜をどんぶりかけ続ける。


  かける
  かける
  かける



あまりにも高く積み上げられた紅生姜の傾斜によって紅生姜がどんぶりからこぼれ始める。
そろそろ僕の事を指さして笑い出す2ちゃんねらーまで現れ出した。
だが、紅生姜はどんぶりから溢れ出してからが勝負なのだ。
箸を巧みに操り、紅生姜をどんぶりに押し込み続ける。


器の中の紅生姜は殆ど空に近づいていた。




ミッションコンプリート




さあ、ようやくメシにありつける。
僕はかき回し過ぎた為、泡の立ち始めているタマゴを取りどんぶりにぶっかけた。


だらだら・・・


実際音は立っていなかったはずなのだが、何故か嫌な感じの擬音が聞こえた気がした。

紅生姜による急激な傾斜を流れ落ちるタマゴ。
必死にどんぶりから溢れるのを阻止しようと箸を小刻みに動しまくる僕。
が、無情にもどんぶりから溢れてしまいテーブルへと向かうタマゴ。


流れ落ちたタマゴは紅生姜の着色料の色を奪い、少し赤み掛かっている。


その姿は、強盗の所持するウェポンを封じるが為に殉職してしまった警察犬の様にさえ思えた。





第三章に続く

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